最近たまにだけど、本を読むようになったR@ぼっち系大学生です。
今回は、「営業と詐欺のあいだ」という本を読んでみたのでその感想をまとめました。
どんなことが書かれているのか
どんなことが書かれているか箇条書きで紹介します。
・営業マンが物を売ってお金を奪うための交渉術。実は何気ない言葉にも物を売るためのテクニックがある。
・ブロガーやアフィリエイターにも役立つウェブマーケティングの基本。
・占い師は、コールドリーディングという手法を使っている。
・宗教や政治に使われるマインドコントロールのやり方。
・その他詐欺の手法について
・営業と詐欺の違いとは?
・特定商取引法を元にした詐欺師や営業マンの撃退方法。
この本を読もうと思ったきっかけ
僕がこの本を読もうと思ったきっかけは、とある電気屋でバイトをしていた時に、ネットの方が数千円も安い電化製品を営業マンに接客され笑顔でお客さんが買って行くのを目撃しました。
営業の手法と市場価格の知識があれば、「このお客さんは損をしなかったのでは?」と感じるとともに「お客さんが満足すれば市場価格にいくら上乗せしても詐欺じゃないのかな?」と疑問に思いました。
なので、「営業と詐欺のあいだ」を読んでみることにしました。
「営業と詐欺のあいだ」がおすすめな人
営業マンに騙されたくない人
営業マン(電気屋や車屋などにいますね)がどうやって人にものを買わせるのかが書いてます。その手法をしれば衝動買いなどの無駄な買い物を減らすことが出来ます。
また逆に営業マンの人が読めば、人に物を買わせるにはどうすればいいかが分かります。
詐欺にあいたくない人
「営業と詐欺のあいだ」では、情報商材、カルト宗教や電話/訪問販売などの詐欺の手口が書かれています。
正直本を読む前は、「そんな詐欺に遭遇せんやろうし遭遇したとしても自分は騙されない」と思っていました。でもこの本に書かれている詐欺の手口を読んでいると「なるほど...こんな風にされたら詐欺られてしまうかもしれないなぁ・・・怖い」と思うようになりました。
やっぱり詐欺に引っかからないためにも詐欺の手口は知っておくべきだなと思いました。また、具体的にどうやって詐欺師や営業マンを撃退するのかが、書いてあるので、ためになりました。
印象に残っている言葉
「営業と詐欺のあいだ」を読んで印象に残っている言葉を紹介します。
人はみんな自分の人生だけが特別と思っているが、ほとんどの人の人生は似通っている(65ページ)
僕も自分の人生は特別だと正直思ってしまっています。実は人のこういう考えを利用して『占い』というものは成り立っているらしいです。
売買とは,売り手と買い手の知的ゲームです。(214ページ)
たしかにその通りだと思います。世の中には、騙される方が悪いという言葉もありますね。まぁ騙す人は最低だと思いますが・・・
まとめ:知識は自分を守るもの
やっぱり営業の手法を知り商品の本来の価値を見極められるようになることは大事だと思います。また、詐欺から身を守る一番の方法は詐欺の手口を知ることだと思います。
あなたが詐欺に引っかからないかのテストだと思って、次のような詐欺のトリックを考えてみてください。
電話の男:「私に1000万円を投資しませんか?投資していただければ1億円で返す」
あなた:「そんなわけがない」
電話の男:「信じてもらうために金(Gold)の価格が上がるか下がるかを予想しましょう。明日からの1週間は下げ基調ですよ。」
その後、確かに金の価格は下げ基調でした。するとまたあの男から電話がかかってきます。
電話の男:「私の予想が当たったでしょ?信じてもらえましたか?ちなみに明日からの1週間も下げ基調ですよ」
その後、またも電話の男が言う通り、下げ基調でした。結局3回連続で男が当てた時点であなたは信じて1000万を投資しましたがその後返ってくることはありませんでした。
なぜ電話の男が3回連続で当てることができたのか?
このトリックが分からない人は詐欺にかかる確率が非常に高いので、この本を読んだ方がいいと思います。将来詐欺師に出会って損をしてしまうかもしれないです。
また、分かった人も様々な詐欺の手口がのっていて、知的好奇心が満たされて楽しいので読んでみてください。逆に知的好奇心がない人にはちょっと退屈に感じるかもしれません。
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